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演奏評の概要は既にいくどか書いてきたので繰り返さないが、初期のベルリン・フィルとの8番、その後の6番、何故か単発がでないながら見事な1、2番を好み、晩年のウイーン・フィルとの7、8番は、いまだどうもしっくりと受容できない。
実は、3番、5番あたりで今後、(できれば全盛期での)ライブ盤などが出てくれば是非手にとってみたい。その一方、はやくからマーケットに出て、発売当時、誉れ高い4、7、9番などの完成度はいま聴いても高いと思うけれど、各番とも「カラヤンでなくては・・・」といったモメンタムには乏しい。
しかし、通番で聴く全集は別で、ヨッフム(新・旧とも)、カラヤンが均一性でいまも最高ランクと秘かに思っている。
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