火曜日, 1月 26, 2010

ブルックナー vs  カラヤン

 ぼくのカラヤンでの「ブルックナー体験」はLP時代からで古いが、ある時にCDの全集を買って系統的に聴き、「流石!」と思ったことで、その演奏を少しく考えるようになった。映像目当てではないので、DVDには一切手を出していない。
 演奏評の概要は既にいくどか書いてきたので繰り返さないが、初期のベルリン・フィルとの8番、その後の6番、何故か単発がでないながら見事な1、2番を好み、晩年のウイーン・フィルとの7、8番は、いまだどうもしっくりと受容できない。
 実は、3番、5番あたりで今後、(できれば全盛期での)ライブ盤などが出てくれば是非手にとってみたい。その一方、はやくからマーケットに出て、発売当時、誉れ高い4、7、9番などの完成度はいま聴いても高いと思うけれど、各番とも「カラヤンでなくては・・・」といったモメンタムには乏しい。
 しかし、通番で聴く全集は別で、ヨッフム(新・旧とも)、カラヤンが均一性でいまも最高ランクと秘かに思っている。

0 件のコメント: