ヴィヴァルディの歌劇『狂人を装ったオルランド』全曲

HMV レビュー

naive Vivaldi Edition

世界初録音！

オペラ作曲家ヴィヴァルディの評価を決定づけた傑作

『狂人を装ったオルランド』(3CD)

大権威デ・マルキ絶好調！

またまたヴィヴァルディ・ファン、バロックオペラファンを狂喜させる新録音の登場。

『狂気を装うオルランド』は1714年の作品で、ヴィヴァルディがヴェネツィアのために書いた初めてのオペラでした。これが大成功を収めたため、ヴィヴァルディはその後ヴェネツィアで長くオペラ作曲家として活動することになります。

　物語は、魔女エルジッラを騎士オルランドが打ち破る話ですが、ここにバロック・オペラらしい恋のもつれが絡まり入り組んで、いかにもバロックしています。

　初演後ほぼ完璧に忘れられていた作品を蘇らせたのは、もはやヴィヴァルディの権威、アレッサンドロ・デ・マルキ！

　2003年12月に復活上演を行い、絶賛を博しました。迷いなくズバズバと自信たっぷりにヴィヴァルディの音楽に斬り込み、ヴィヴァルディの音楽が当時としてはいかに驚くべき斬新さをもっていたか改めて知らしめてくれます。

・ヴィヴァルディ：歌劇『狂人を装ったオルランド』

アントーニオ・アベーテ（Bs オルランド）

ジェンマ・ベルタニョッリ（Sエルジッラ）

マリーナ・コンパラート（Ms ティグリンダ）

ソーニャ・プリーナ（Aアルジッラーノ）

マルティン・オーロ（T グリフォーネ）

マリアンナ・ピッツォラート（Ms ブランディマルテ）

トリノ歌劇場合唱団

アカデミア・モンティス・レガリス

アレッサンドロ・デ・マルキ（指）