日曜日, 8月 16, 2015

フランス音楽 【拾遺】

La Mer

ミュンシュのドビュッシーは最晩年のミュンシュ&パリ管/ドビュッシー:交響詩「海」 他 (Berlioz:Symphonie fantastique&Debussy:La Mer / Munch & Orchestre de Paris (14/11/1967)) があまりにも有名だが、慣れ親しんだボストン響を振った本盤の秀演も甲乙はつけがたいだろう。なによりも豊かな表情と高音部の伸びやかさに特色のあるボストン・サウンドはミュンシュが磨いたものであり、このフランスものの1枚はその到達点を示している。
  全般にテンポがはやく、曖昧さのない歯切れの良いサウンドで、しかもその質量は軽からず重からずの程よさ、ドビュッシーのきらきらと揺らめくような色彩感が幽玄郷にあるごとく示される。こうした至芸はミュンシュの独壇場ともいえるだろう。

→以上はClassique-La Discotheque Idealeでの聴取による。【収録情報】は下記のとおり。
・ドビュッシー:交響詩『海』La Mer(1956年)
・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲Pr'lude ' l'Apr's-midi d'un faune(1962年)
・ドビュッシー:交響組曲『春』Suite symphonique 'Printemps'(1962年)
・ドビュッシー:夜想曲Nocturnesより(雲Nuages、祭りF'tes)(1962年)
・イベール:交響組曲『寄港地』Ports of Call(1956年)

織工Ⅲ: アンセルメ
織工Ⅲ: マルティノン
織工Ⅲ: クリュイタンス
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織工Ⅲ: シノーポリ ボレロ
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ラヴェル:作品集(SACD)


織工Ⅱ: 「四季」:オーリアコンブ/トゥールーズco.
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→ フランス音楽 天才の煌き

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