土曜日, 8月 28, 2021

ちょっと気になる 廉価版BOX 10点 

 













クルト・ヴァイル:完全録音集 第2集 [5CDs]




アルフレード・シュニトケ:映画音楽集[4CDs]






Sol Gabetta - Il Progetto Vivaldi 1-3




Maria Joao Pires - Complete Concerto Recordings



Marcelle Meyer: Complete Studio Recordings, 1925 - 1957




Die Grobten Operetten-Welterfolge

Elisabeth SchwarzkopfSena Jurinac

5つの有名オペレッタの全曲を各2枚に収録した10枚組でこのお値段。演奏は古くて誰が買うの…と思われようが、オールド・ファンには懐かしい名前が目に飛び込んでくる。『こうもり』のリタ・シュトライヒは可憐さとともに“コロラトゥーラの女王”といわれた逸材。『メリー・ウィドウ』のローテンベルガーは来日公演でも聴いたが演技力にもましてその魅力的な容姿を誇った。『チャールダーシュの女王』の主役エリカ・ケートは芸域がひろく多方面で活躍したオールラウンダー。『ジプシー男爵』のセーナ・ユリナッチは戦争で苦労したが、音楽家のプロ筋での評価が高かったようだ。そして、『微笑みの国』のシュヴァルツコップは高校生のときの来日公演でヴォルフを聴いて虜になった。一方、女性陣リスナーからみれば、別の観点から贔屓の男声がいるだろう。

日本には“千両役者”という言葉があるが、録音などが限られていたから昔の歌手は本当に偉かった。いまの人達はいつでもWEBでアクセスできるという点では、チャンスも多いかも知れないが、その分消耗も激しく大変だろうなとも思う。しばし、浮世の憂さは忘れてオペレッタの世界に遊ぶも一興。

【曲目】

J.シュトラウス:『こうもり』

ペーター・アンダース(Ten) アニー・シュレム(MSop) リタ・シュトライヒ(Sop) ヘルムート・クレープス(Ten) ハンス・ヴェッケ(Br) フェレンツ・フリッチャイ/RIAS1949

◆レハール:『メリー・ウィドウ』

ヨゼフ・オラー(Br) アンネリーゼ・ローテンベルガー(Sop) ルドルフ・ショック(Ten) エルフリーデ・トレチェル(Sop) アルフレート・プファイフレ(Ten) ウィルヘルム・シュテファン/ハンブルク放送響1950

◆カールマン:『チャールダーシュの女王』

エリカ・ケート(Sop) フィリップ・ゲーリー(Ten) フランツ・フェーリンガー(Ten) ヘッダ・ホイサー(Sop) ヴィリー・ホフマン(Ten) フランツ・マルスツァレク/ケルン放送管1957

J.シュトラウス:『ジプシー男爵』

カール・シュミット=ワルター(Br) ウイリー・シュナイダー(Br) ペーター・アンダース(Ten) セーナ・ユリナッチ(Sop) マリアンヌ・シュレーダー(Alt) フランツ・マルスツァレク/ケルン放送管1949

◆レハール:『微笑みの国』

エリーザベト・シュヴァルツコップ(Sop) エーリッヒ・クンツ(Br) ニコライ・ゲッダ(Ten) エミー・ローゼ(Sop) オットー・アッカーマン/フィルハーモニア管1953




0 件のコメント: