日曜日, 2月 11, 2018

オペラはいいな 5 Various: the Opera Recordings

Various: the Opera Recordings
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カラヤンの厖大なオペラ・ライヴラリーのうち、以下は古きイタリアオペラの音源について。

1960年代前後、帝王カラヤンのイタリアオペラへの取組みは、当時のステレオ録音ブームもあって、当代名歌手が一堂に揃うという絢爛豪華さとその鍔迫り合いのような迫真の競演によって、最高レヴェルの演奏としていまも多くのリスナーを得ている。

特に、ヴェルディについては、セッション、ライヴともに、壮年期のカラヤンらしく、大胆かつエネルギッシュでありながら絶品の叙情性を満載しており、その中核的な演目である。本集では、下記の4作品を所収している(できれば、これに加えて『ファルスタッフ』は、1956年の旧盤<ゴッビ、パネライ、シュヴァルツコップ、ザッカリア、モッフォ他、フィルハーモニア管>も揃えてほしかった)が、いずれも歴史的な名演。

一方のイタリアオペラの雄、プッチーニについて本集は1970年代の録音だが、こちらも旧盤の方に軍配を上げる向きもあろう。また、プッチーニではクライバーなど他の指揮者の秀でた音源もあり十分に比較考量の余地がある。もちろん、セラフィンやサバータといったイタリアの名指揮者はいるものの、イタリアオペラ「全般」について、いまだカラヤン以上に均一で抜群の記録を残した指揮者はいない。その実力は隔絶したものである。

【参考】 ヴェルディの本集所収作品
◆『ドン・カルロ』フェルナンディ、ユリナッチ、シミオナート、バスティアニーニ、ウィーン・フィル
(1958年ザルツブルク・ライヴ)

◆『アイーダ』:テバルディ、シミオナート、ベルゴンツィ、ウィーン・フィル(1959年)

◆『オテロ』:テバルディ、デル・モナコ、ウィーン・フィル(1961年)

◆『トロヴァトーレ』:コレルリ、L・プライス、シミオナート、バスティアニーニ、ウィーン・フィル(1962年ザルツブルク・ライヴ)
(→ 以上、Verdi/ Aida - Il Trovatore - Falstaff - Requiem を参照)
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◆『ファルスタッフ』:タッデイ、パネライ、カバイヴァンスカ、ペリー、アライサ、ルートヴィヒ、ウィーン・フィル(1980年)

◆『仮面舞踏会』:ドミンゴ、ヌッチ、ウィーン・フィル(1989年)


http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%80%81%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%EF%BC%881908-1989%EF%BC%89_000000000213588/item_%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A4%E3%83%B3%EF%BC%A4%EF%BC%A7%EF%BC%86%EF%BC%A4%EF%BC%A5%EF%BC%A3%EF%BC%A3%EF%BC%A1%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E9%8C%B2%E9%9F%B3%E9%9B%86%EF%BC%88%EF%BC%97%EF%BC%90%EF%BC%A3%EF%BC%A4%EF%BC%89_6411863
 

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