金曜日, 6月 01, 2018

クラシック音楽 聴きはじめ 14 イ・ムジチ合奏団

ヴィヴァルディ:《四季》《調和の幻想》から
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アーヨの『四季』がイ・ムジチを世界レーベルに伸し上げた。2代目は難しい。アーヨの天真爛漫にみせて、実は技巧満載の華麗な『四季』、それで十分と思っていたリスナーにミケルッチは、やや筋肉質ですっきりとした造形美でこれを応えた。鷹揚さをもって好みとする向きからは、「やはりアーヨでないとね!」といった批判も囁かれたが、当時アーヨとミケルッチの聴き比べが大きな話題となり、これがさらにイ・ムジチの評価を結果的に高めることとなった。その後、いくどもイ・ムジチは『四季』を再録し、それがいまも聴き継がれるようになったのだから、「創業よりも守勢が難しい」という課題を2代目ミケルッチは見事に克服したことになる。小生は1969 年11月7日ミケルッチの『四季』を東京ライヴで聴いた。聴衆のざわつきにじろりと鋭い目を向けたことを覚えているが、正直、レコードで聴くアーヨとの決定的な違いなどはわからなかった。洗練された印象、厳格な演奏と感じたくらいで、実はイ・ムジチの鍛え抜かれたべースロードはかなり不変のものかも知れないといまは思う次第である。

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