金曜日, 8月 12, 2022

クラシック音楽の新旗手 指揮者編







最近、注目している指揮者は、ハーディングである。大手エアラインでも通用するパイロットの資格ももっているマルチ・タレントであり、芸域の広さでも群を抜く。なによりも、せせこましいクラシック音楽界を、自ら打破し自由に飛び回っているかのような姿が格好いい。

ハーディング 注目5点  Daniel Harding (shokkou3.blogspot.com)


ネルソンスの柔らかな感性も多くの人を惹きつけるものをもっている。主戦場ショスタコーヴィチで一歩先行している印象だ。

ボストン交響楽団とネルソンス Andris Nelsons (shokkou3.blogspot.com)


セガンも米国を拠点にエネルギッシュに活躍している。バーンスタインを強く意識しているようだが、伸びしろの大きさを感じさせる。

フィラデルフィア管弦楽団とセガン Yannick Nézet-Séguin (shokkou3.blogspot.com)


ドゥダメルも注目株。ネルソンス、セガンにくらべて強い個性が見えにくいが、なんでもそつなくこなす力量は高い潜在力の表れかも知れない。

ロサンジェルス・フィルとドゥダメル Gustavo Adolfo Dudamel Ramírez (shokkou3.blogspot.com)


ペトレンコは、ベルリン・フィルのシェフになって名を轟かせた。多くのレコーディングをして世界的に有名になる道もあれば、1回1回のオペラやコンサートで聴衆を鷲づかみにして、その評価によってスターダムにのる道もある。前者であればいまは多くの音源から知ることができるが、後者はライヴに接しないとその実力はわからない。”ペトレンコ現象”は、残念ながらいまの日本では感知しにくい面もあったのだろう。さて、今後の展開は・・・。

ロシアのウクライナ侵略とベルリン・フィル (shokkou3.blogspot.com)

マーラー 5人の有力指揮者 (shokkou3.blogspot.com)


日本人指揮者にも注目したい。”小澤、岩城、若杉時代ふたたび!”を心から期待したい。いまの時代では、指揮者コンクール優勝は必要条件の一部であっても、世界を目指すうえではそれ以上ではないようだ。最近の日本の指揮者は、コンクールで優勝するといつのまにか国内オケのビルダーを中心に収まるケースが多いように思うが、プレイヤー同様、二部か三部リーグの監督に満足しそこに安住しているように思えてならない。たとえば、競争の厳しき米国のメジャーオケで揉まれ、そのシェフを勝ち取るところまで行かないと世界に冠たるとは言えまい。小澤征爾の再来といったエピソードをもった新星の出現をこの目でしかと見てみたいと思う。

アメリカ 5大オケ 名盤探訪 総括 (shokkou3.blogspot.com)

水曜日, 8月 10, 2022

デモノロジーと音楽 再考

 

ベルリオーズ:幻想交響曲、他
ベルリオーズ:幻想交響曲、他
"典型的な1曲。第4楽章、第5楽章を。"
純音楽的に磨かれた美しさ (amazon.co.jp)

ベルリオーズ:ファウストの劫罰
ベルリオーズ:ファウストの劫罰
"ベルリオーズでもう1曲。ケント・ナガノの新盤で。"

悪魔のトリル~ヴァイオリン小品集
悪魔のトリル~ヴァイオリン小品集
"ヴァイオリン・ソナタ ト短調(タルティーニ/クライスラー編)"
悪魔のトリル 名盤5点  Giuseppe Tartini: Sonate "Trillo del diavolo" (shokkou3.blogspot.com)

ザ・ベスト・オブ・シューベルト
ザ・ベスト・オブ・シューベルト
"魔王D.328を聴く。"

パガニーニ:作品集(フリッツ・クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編曲版)
パガニーニ:作品集(フリッツ・クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編曲版)
"魔女たちの踊りop.8"

ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」全曲(ホッター/ヴァルナイ/ライナー)(メトロポリタンオペラ劇場)(1950)
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」全曲(ホッター/ヴァルナイ/ライナー)(メトロポリタンオペラ劇場)(1950)
"「さまよえるオランダ人」から幽霊船の合唱"

ウェーバー:魔弾の射手 全曲
ウェーバー:魔弾の射手 全曲
"「魔弾の射手」から"
ウエーバー&クライバーの最高傑作 (amazon.co.jp)

グリーグ:「ペール・ギュント」抜粋/R.シュトラウス:交響詩「死と変容」
グリーグ:「ペール・ギュント」抜粋/R.シュトラウス:交響詩「死と変容」
"「ペール・ギュント」から第1組曲 作品46 第4曲:山の魔王の宮殿にて"
変則組曲ながら薫る「絶品の音色」! (amazon.co.jp)
ペール・ギュント 名盤5点  Grieg: Peer Gynt Suite (shokkou3.blogspot.com)

チャイコフスキー : 大序曲(1812年)作品49、スラヴ行進曲 作品31、ムソルグスキー : 交響詩(はげ山の一夜)、組曲(展覧会の絵)ラヴェル編
ムソルグスキー : 交響詩(はげ山の一夜)、組曲(展覧会の絵)ラヴェル編
"「展覧会の絵」「はげ山の一夜」"

トスカニーニの展覧会の絵、ライヴ盤(1951年) (amazon.co.jp)
展覧会の絵 名盤5点   Pictures at an Exhibition (shokkou3.blogspot.com)

ストラヴィンスキー:火の鳥/スクリャービン:プロメテウス
ストラヴィンスキー:火の鳥/スクリャービン:プロメテウス
"「火の鳥」から魔法のカリヨン、怪物たちの登場など"
冴え冴えたる音響空間 (amazon.co.jp)

ストラヴィンスキー:兵士の物語(英語版)/ダンバートン・オークス
ストラヴィンスキー:兵士の物語(英語版)/ダンバートン・オークス
"「兵士の物語」から悪魔の勝利の行進曲"
マルケヴィッチ、コクトー版「兵士の物語」 (amazon.co.jp)

ファリャ:恋は魔術師~スペイン管弦楽集
ファリャ:恋は魔術師~スペイン管弦楽集
"「恋は魔術師」から幽霊/恐怖の踊り"
恋は魔術師 名盤5点  El amor brujo (shokkou3.blogspot.com)

プロコフィエフ:シンデレラ組曲/スキタイ組曲
プロコフィエフ:シンデレラ組曲/スキタイ組曲
"スキタイ組曲「アラとロリー」から邪教の神,そして悪の精の踊り"
シンデレラ 注目5点  Cinderella (shokkou3.blogspot.com)

メンデルスゾーン:真夏の夜の夢
メンデルスゾーン:真夏の夜の夢
"最初のワルプルギスの夜*カンタータ"
真夏の夜の夢 名盤5点  A Midsummer Night's Dream (shokkou3.blogspot.com)

死の舞踏~ヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾ・コスモス
死の舞踏~ヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾ・コスモス
"標題のとおり。"
蠱惑のバレエ (shokkou3.blogspot.com)

ジョン・ウィリアムズ・グレイテスト・ヒッツ 1969-1999
ジョン・ウィリアムズ・グレイテスト・ヒッツ 1969-1999
"「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」"

小澤征爾&ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート 2002 完全収録盤
小澤征爾&ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート 2002 完全収録盤
"ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:悪魔の踊り"
小澤征爾の名盤探訪 ウィーン・フィル編 Seiji Ozawa (shokkou3.blogspot.com)

R.シュトラウス:交響詩集(「死と変容」「ティル・オイレンシュピーゲル」「ドン・キホーテ」
R.シュトラウス:交響詩集(「死と変容」
"交響詩「死と変容」op.24"
「快速、冷静、明燦」のセルの演奏に駄演なし (amazon.co.jp)

リスト:ファウスト交響曲
リスト:ファウスト交響曲
"「ファウスト交響曲」 第3楽章"
ファウスト 名盤5点  Gounod: Faust (shokkou3.blogspot.com)

ヴァイオリン小品集1946-1970
ヴァイオリン小品集1946-1970
"24の奇想曲第13番変ロ長調"

セゴビアの芸術
セゴビアの芸術
"奇想曲 (作曲: カステルヌオーボ=テデスコ )"

泉、夜の歌~珠玉のハープ名曲集
泉、夜の歌~珠玉のハープ名曲集
"奇想的即興曲op.9(ピエルネ)"

献呈~R.シュトラウス:歌曲集 赤いバラ/献身/なにも/他
献呈~R.シュトラウス:歌曲集 赤いバラ/献身/なにも/他
"若い魔女の歌op.39-2"
万華鏡のような多彩な表現芸術 (amazon.co.jp)

歌の翼に~メンデルスゾーン:歌曲集
歌の翼に~メンデルスゾーン:歌曲集
"もうひとつの五月の歌(魔女の歌)op.8-8"

悪魔のダンス
悪魔のダンス
"グノーの「ファウスト」による演奏会用幻想曲(サラサーテ) ほか"
 
 

 

魔法使いの弟子 名盤5点  Dukas: L'Apprenti Sorcier (shokkou3.blogspot.com)

日曜日, 8月 07, 2022

海辺で楽しむクラシック 5点


 







大海原にでて冒険を楽しむ、そんなイメージが満載されている代表曲といえば、

小澤征爾の「シェエラザード」、しなやかで、みずみずしい感性 (amazon.co.jp)

シェエラザード(シェヘラザード)名盤5点  Scheherazade (shokkou3.blogspot.com)


もちろんズバリ、海を題材にして世紀の名曲を作曲したのは

ミュンシュ、ボストン・サウンドの至芸 (amazon.co.jp)

海(ドビュッシー) 名盤5点  La Mer (shokkou3.blogspot.com)


上記よりは地味だが、これも港町の潮風と活気を表現したものとして

モントゥー、イベール「寄港地」を聴く (amazon.co.jp)

織工Ⅲ: モントゥーの名盤  Pierre Monteux (shokkou3.blogspot.com)


ちょっと重いけれど、ワーグナーから以下を聴くのも悪くない

オランダ人 名盤5点  Wagner; Der Fliegende Hollaend (shokkou3.blogspot.com)


最後はマデルナの不可思議な深海のイメージを体験してみる 

シノーポリ、その師マデルナへの敬慕 (amazon.co.jp)

シノーポリ マデルナ 管弦楽集 (shokkou3.blogspot.com)


👉 自然のなかで ~クラシック音楽 名盤5点 (shokkou3.blogspot.com)


クラシック音楽 5,000円 コレクションⅡ


 







クラシック音楽のうちでも、伝統的な名曲、ベートーヴェンやブラームスの交響曲全集から聴いていく「正統派」ではなく、むしろブルックナーやマーラーの名曲・名演から入っていくという「現代派」もありえる。交響曲や管弦楽曲を中心に、ショパンも入れて¥5,000縛りで、別の選択肢を考えてみよう。

古い音源、なれど、いずれも選りすぐりの名演 (amazon.co.jp)

世界の名交響曲集~ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、ドヴォルザーク、メンデルスゾーン、シューマン、ベルリオーズ、チャイコフスキー、モーツァルト、他(10CD) membran (shokkou3.blogspot.com)

このセットはなかなかのもの。録音は著作権切れの古いものだが、内容はとても充実している。¥1,924(2022年8月7日現在)。

管弦楽曲では一見渋いがラヴェルに行こうか。飛びきりの名演がなんとも格安で聴けるアルバムがある。¥1,145

ついでに、ショパンの名演集もあわせて入手してしまおう。¥1,862

ラヴェルの両大家、歴史的名盤を廉価で (amazon.co.jp)

フランソワのショパン、第一人者としての矜持 (amazon.co.jp)

ここまでで¥4,931。

👉 クラシック音楽 10,000円 コレクション (shokkou3.blogspot.com)

土曜日, 8月 06, 2022

クラシック音楽 10,000円 コレクション


 









クラシック音楽の王道を¥10.000以内(2022.8.7現在)で揃えるという選択。録音は古いが演奏は折り紙付というものから、楽しみながら考える。

まず、ベートーヴェンとブラームスの交響曲全集では上記がお奨め ¥2,329

覇気あるベートーヴェンと枯淡のブラームス (amazon.co.jp)











ヴァイオリンの協奏曲、ソナタ、室内楽ではムターの5枚組がある ¥2,213

現代を代表するヴァイオリニスト、ムターの実力 (amazon.co.jp)









同じく、ピアノの協奏曲、ソナタ、室内楽ではアルゲリッチの5枚組がある ¥2,988

アルゲリッチ 廉価盤 有力選択肢 (amazon.co.jp)

ここまでで、¥7,530で、残り¥2,470






さて、やはり声楽は入れたい。ワーグナーの2枚組 ¥1,829

Amazon | ワーグナー ベスト オブ ベスト | ヴァリアス・アーティスト | 交響曲・管弦楽曲・協奏曲 | ミュージック

これでも¥641のおつりがきます。

👉 クラシック音楽 5,000円 コレクションⅡ (shokkou3.blogspot.com)

木曜日, 7月 28, 2022

月曜日, 7月 25, 2022

ブロムシュテット ドキュメンタリー  Herbert Blomstedt









深夜に以下の再放送をみた。ドキュメンタリーがとくに面白かった。

特集 ブロムシュテット - クラシック音楽館 - NHK

御年95才ながら矍鑠(かくしゃく)としている。音楽を語っているときは青年のような純粋さと熱情を垣間見せる。ブロムシュテットを見て「年令とはなんなのだろう」と素朴な感想をもつのは老若男女を問わないのではないか。

大指揮者ニキシュは、芸術的には偉大な指導者であったが団員とはフランクな付き合いで敬慕された。その後任のフルトヴェングラーは感情の起伏が大きく、はじめ団員はとまとったが、次第に愛されるようになった。フルトヴェングラーとトスカニーニはお互い仲が悪く反目していたが、トスカニーニはより現代的なスタイルの指揮者であった。ワルターは人間に対して透徹とした理解をもっていた。ベームのレーグナー(モーツァルト変奏曲)を聴いて本当に感動した。カラヤンの発言エピソード(「ベルリンで仕事に就かなかったらここに来ていただろう」)が東独で働くきっかけになったこと。78才で常任を辞した心境。マズア、シャイーについての高い評価。自身については才能に乏しく必死で努力したとの一貫した謙虚な姿勢。聖トマス教会のパイプオルガンを独習し、バッハを系統的に演奏した経験、ロ短調ミサ(合唱18部、独唱9部)の質量の圧倒的な高さなどバッハへの畏敬の念。ブルックナー音楽への若き日からの深い理解と愛(第4番、第6番を口ずさむ)、その一方、マーラーについては当初は通俗的と見ていた時期があること(第1番の演奏風景)。マーラー・ブームの到来に対しては、あえてブルックナーを取り上げてバランスを取りたかったとの思いがけない発言。

17年前に先立たれた愛妻家の墓前での寂しそうな顔、還暦をこえた二人の娘さん(医師)の音楽的な才能を高く評価する家族愛。あいかわらずの菜食主義者の食卓。自然のなかでの芸術的な直観の大切さ。非常な読書家と膨大なライヴラリー。弛まぬ読譜の努力。団員を大切にする非常なる気配り。日常での笑顔と指揮台での真剣な表情のコントラスト。そして精錬にして清浄なる響きの秘密。凜として立ち、衰えぬ正確な指揮ぶり。

(参考1)

ブロムシュテットのブルックナー (shokkou3.blogspot.com)

ブルックナー ライプチッヒとドレスデンの響き Bruckner Leipzig Dresden (shokkou3.blogspot.com)

ブルックナー ゲヴァントハウスの響き (shokkou3.blogspot.com)

ブルックナー シュターツカペレ・ドレスデンの響き (shokkou3.blogspot.com)

(参考2)

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1&2番 ~アルゲリッチで聴く 名盤5点  Martha Argerich (shokkou3.blogspot.com)

アルゲリッチとは、あまり相性が良さそうには見えなかった。というよりも78才のアルゲリッチが、もっと93才のブロムシュテットをリスペクトすべきではないか、などと思いながら見てしまったが、あまり彼女の体調(ないし気分)がすぐれなかったのかも知れない。アンコールのシューマン(子供の情景)を隣で立って聴いているブロムシュテットの姿には、ちょっと申し訳ないような、気の毒な気がした。


 

日曜日, 7月 17, 2022

偉大な指揮者たち Great Conductors


 










まず、30名の名指揮者を集めたBOXに注目。これはいまでもコスパ抜群であると思う。

廉価盤ボックスの優れもの (amazon.co.jp)


本集で取り上げている30名は以下のとおりである。

①~⑩

● エルネスト・アンセルメ

【ストラヴィンスキー】

アンセルメの芸術  もの狂い一歩手前の危ない平衡感覚 (amazon.co.jp)

アンセルメ、偉大な足跡 (amazon.co.jp)

アンセルメ (shokkou3.blogspot.com)

●ジョン・バルビローリ

【エルガー】

バルビローリ 初演オケによる見事な交響曲第1番 (amazon.co.jp)

バルビローリのシベリウス 歴史的秀演 (amazon.co.jp)

大家バルビローリの全貌 (amazon.co.jp)

●トーマス・ビーチャム

【ハイドン】

ビーチャム閣下、春風駘蕩たるハイドン (amazon.co.jp)

ビーチャム翁、最晩年のハイドン 大家の悟りの境地 (amazon.co.jp)

●レナード・バーンスタイン

【ドヴォルザーク】

新世界から ~若きバーンスタインの教則本的アルバム (amazon.co.jp)

 今日は バーンスタイン! (shokkou3.blogspot.com)

●カール・ベーム

【モーツァルト】

ベーム絶頂期の緊張感途切れぬ名演 (amazon.co.jp)

天与の感性がモーツァルトに共感 (amazon.co.jp)

●アンドレ・クリュイタンス

【ビゼー】  

大御所クリュイタンスの名タクト (amazon.co.jp)

クリュイタンス 気高く調和のとれた演奏スタイル (amazon.co.jp)

クリュイタンス  André Cluytens 

●アンタル・ドラティ

ドラティの偉業  (amazon.co.jp)

ハンガリアン・ファミリー 再考 (shokkou3.blogspot.com)

●フェレンツ・フリッチャイ

【デュカス】

魔法使いの弟子 ~フリッチャイの天賦の芸術的な魅力 (amazon.co.jp)

フリッチャイの初期モーツァルト、5時間付き合いました! (amazon.co.jp)

●ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

【参考】主要レパートリーが聴ける廉価盤選集 (amazon.co.jp)

●ヘルベルト・フォン・カラヤン

【参考】 カラヤン/フィルハーモニア管の魅力 (amazon.co.jp)


⑪~⑳

●ルドルフ・ケンペ

【参考】円熟の境地をもっと示して欲しかった名指揮者 (amazon.co.jp)

●エーリヒ・クライバー 

【ベートーヴェン】

エーリッヒ・クライバーの「第九」、明るい基調と鷹揚さに魅力 (amazon.co.jp)

●オットー・クレンペラー

【ブルックナー】

クレンペラー 「戦闘」のごとき激しき4番 (amazon.co.jp)

クレンペラー流、シャープ&クリアな解釈 (amazon.co.jp)

●クレメンス・クラウス

【R.シュトラウス】

ドン・ファン、大胆なドライブ感 (amazon.co.jp)

●ラファエル・クーベリック

【参考】若きクーベリックを聴こう (amazon.co.jp)

●エーリヒ・ラインスドルフ

【参考】ワーグナー 管弦楽曲集3 ラインスドルフ、サバリッシュ、シューリヒト (livedoor.jp)

●ロリン・マゼール

【参考】マゼール Lorin Maazel (shokkou3.blogspot.com)

●イーゴリ・マルケヴィチ 

【ベルリオーズ】 

マルケヴィッチの威容 (amazon.co.jp)

マルケヴィッチ  Igor Markevitch 

●ディミトリ・ミトロプーロス 

【プロコフィエフ】 

「キージェ中尉」の名盤 (amazon.co.jp)

1960年に64歳で急逝したギリシアの鬼才、69枚セット (amazon.co.jp)

ミトロプーロス   Dimitris Mitropoulos 

●ピエール・モントゥー

【ストラヴィンスキー】 

 「ペトルーシュカ」の真髄にふれる (amazon.co.jp)

モントゥー  Pierre Monteux


㉑~㉚

● エフゲニー・ムラヴィンスキー

【参考】比類なき名盤 (amazon.co.jp)

● シャルル・ミュンシュ

【参考】ミュンシュ 豪放なれど見事なバランス感覚 (amazon.co.jp)

●ユージン・オーマンディ

【参考】「異能」の名匠、優れた足跡 (amazon.co.jp)

●フリッツ・ライナー

R.シュトラウスの第一人者、ライナーの傑作 (amazon.co.jp)

ライナー 「両シュトラウス」 最高クラスの名演 (amazon.co.jp)

●ヴォルフガング・サヴァリッシュ

ワーグナー指揮者、サヴァリッシュの名曲集 (amazon.co.jp)

サヴァリッシュ&バイエルン放送響&合唱団 3大曲ほかのライヴ (amazon.co.jp)

●ゲオルグ・ショルティ

【参考】ショルティ/シカゴ響 驚異的録音記録 (amazon.co.jp)

●レオポルド・ストコフスキー

【参考】「異端」の巨匠、秀でた業績を聴く (amazon.co.jp)

●ジョージ・セル

【参考】「快速、冷静、明燦」のセルの演奏に駄演なし (amazon.co.jp)

●アルトゥーロ・トスカニーニ

【ムソルグスキー】

トスカニーニの展覧会の絵、ライヴ盤(1951年) (amazon.co.jp)

●ブルーノ・ワルター

【マーラー】

ワルターのマーラー第1番、1950年ミュンヘン・ライヴ (amazon.co.jp)


このBOXに関連して、たとえばベートーヴェンとブラームスの交響曲全集では、クレンペラーとケンペとのカップリングなどもなかなか楽しめる。

覇気あるベートーヴェンと枯淡のブラームス (amazon.co.jp)


この拡張系ともいえる各2枚組の Great Conductors of the 20th Century というのもあり、上記を補完するうえでも幾組かはもっている。

Amazon.co.jp: Great Conductors of the 20th Century: ミュージックストア


次にライヴ盤について。下記はmembranからでている10枚組のBOXで、当時千円台であったから、1枚当り100円台というダンピング価格である。

実に楽しめるライブ盤集(ルガーノ、アスコーナ) (amazon.co.jp)


本集で取り上げている指揮者は以下のとおりである。

◇ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(上記参照)

◇ハンス・クナッパーツブッシュ

クナッパーツブッシュ ブラームス第2番(1956年ライヴ) (amazon.co.jp)

クナッパーツブッシュ、大家の風貌 (amazon.co.jp)

◇ジョージ・セル(上記参照)

◇トーマス・ビーチャム

ビーチャム 指揮者冥利の天衣無縫さ (amazon.co.jp)

◇カレル・アンチェル

【参考】チェコ・フィルの「新世界から」 (shokkou3.blogspot.com)

◇ジョン・バルビローリ

バルビローリ・ライヴ オーケストラ音楽の愉悦! (amazon.co.jp)

◇セルジウ・チェリビダッケ

チェリビダッケ、厳しいプロフェッショナリズム (amazon.co.jp)

◇ヴォルフガング・サヴァリッシュ

サヴァリッシュ 充実のルガーノ・ライヴ (amazon.co.jp)

◇ヘルマン・シェルヘン

シェルヘン 独特のスタイルの第5番 (amazon.co.jp)

◇ヴラディーミル・デルマン

いまでもたまに聴く。相当、音域の狭いライヴ録音であることは覚悟のうえだが、鑑賞にたえないといったレベルではない。1枚目のフルトヴェングラーなど、最近もコテコテのリマスターで、1枚5千円ちかくとるものも出回っているが、リマスター技術がよくてもこれはいかにも暴利だなあと思う。なお、協奏曲集については、以下も参照。

豪華な陣容 ルガーノ、アスコーナ他のライヴ集 (amazon.co.jp)



別の切り口からアプローチしてみよう。

 忘れられない名指揮者 (shokkou3.blogspot.com)

といった小生の勝手なセレクションだが、上記30名のラインナップ以外では、㉛オッテルロー、㉜フルネ、㉝マルティノン(→マルティノン  Jean Martinon)、㉞カイルベルト(→カイルベルトのオペラほか )、㉟シュミット=イッセルシュテット(→イッセルシュテット Hans Schmidt-Isserstedt)、㊱コンヴィチュニー(→コンヴィチュニー ブルックナー 5番、7番、8番 )、㊲ライトナー、㊳ケルテス、㊴クリップス、㊵ロジンスキー、㊶スタインバーグ、㊷ボールト、㊸アンチェルを取り上げた。さらに、

 早世 惜しまれた7名の指揮者 (shokkou3.blogspot.com)

といった観点からまとめてみたこともある。㊹カンテッリ、㊺シノーポリ、㊻ベイヌムにふれた。しかし、まだまだ奥は深い。㊼テンシュテット、㊽カルロス・クライバー、㊾ロスバウト、㊿ホルスト・シュタインなど枚挙にいとまがない。最近では、古き良きウィーンを追体験すべく、以下についても注目した。

【参考】 ウィーンの巨星 クレメンス・クラウス (shokkou3.blogspot.com)

以上については、一部は結構、集中的に聴いているが、なお、深く味わってみたい、耳を傾けてみたい巨匠も多くいる。


金曜日, 7月 08, 2022

猛暑 クラシック音楽でマッチョに乗りきる! 









暑い!熱中症にならないように涼をもとめて巣ごもり。でも、ときには暑いからこそ、外で戦うために”熱つ熱”の中華をかっこむこともある。同じ体で、ここはクールダウンではなく、あえてマッチョに乗りきろうと、わが耳に熱き音楽を注入する一手かも。まずは、著名な5曲の交響曲から。

【交響曲】

ベートーヴェン 第7番

第7番、ショルティ 最右翼の名演 (amazon.co.jp)

シューベルト 第9番

『グレート』 テンシュテットらしい名演 (amazon.co.jp)

ブルックナー 第8番

クレンペラーの真骨頂 (amazon.co.jp)

ショスタコーヴィッチ 第5番

大胆にして明解、バーンスタインの代表盤 (amazon.co.jp)

革命 ~バーンスタイン 名盤5点  Shostakovich: Symphony No.5

ニールセン 第4番

不滅 名盤5点  Det Uudslukkelige (The Inextinguisha


力強い声楽が入っていたほうがインパクトが大きいという向きもあろう。管弦楽のみならず合唱の迫力からもパワーをもらえる。ここは夏向き、冬向きがあるわけではないが、あえて作曲家も分散させて、同じく特色ある5点を選んでみた。


【声楽編】

ワーグナー マイスタージンガー

颯爽として立つマイスタージンガー (amazon.co.jp)

ヴェルディ レクイエム

トスカニーニ ヴェルディ レクイエム 渾身の一撃 (amazon.co.jp)

プーランク グローリア、スターバト・マーテル

小澤征爾/ボストン響、所縁の演目 (amazon.co.jp)

オルフ カルミナ・ブラーナ

ティーレマン、恐れ入り (amazon.co.jp)

シェーンベルク モーゼとアロン

モーゼとアロン 名盤5点   Moses und Aron (shokkou3.blogspot.com)


クール(冷涼)なクラシック音楽をもとめて 名盤5点 (shokkou3.blogspot.com)

夏の名曲 5点 (shokkou3.blogspot.com)

👉 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)


木曜日, 6月 30, 2022

クール(冷涼)なクラシック音楽をもとめて 名盤5点










ClassiCOOL (tower.jp)


記録的な猛暑、この言葉も日常化してきて、熱中症リスクなど暑さとの折り合いをどうつけるかはいまや日々の死活問題。そこで、クラシック音楽から頭をクールダウンするアプローチとしてまずは上記を参照。ここではラヴェルの選曲が多い。なるほどそのサウンド・イメージからもラヴェルは悪くない。さて、並みいる名演奏のなかから何を選ぶか。夏は誰を・・・、そうブーレーズがいいのでは!

ラヴェル

ラヴェル Maurice Ravel (shokkou3.blogspot.com)

管と弦の<完全融合>の愉悦感 (amazon.co.jp)











ラヴェルとくれば、ドビュッシーやフォーレなどフランスものに連想がいくが、次に考えたのは空間イメージから。ホルストの「惑星」はどうだろうか。太陽から遠く離れるほど、惑星の温度は下がるはず・・・などと単純に考えながら、演奏はデイヴィスに1票。


ホルスト

ホルスト:惑星 名盤5点  The Planets (shokkou3.blogspot.com)

C.デイヴィス、ツボを押さえたオーソドックスな解釈 (amazon.co.jp)










楽器からはどうだろう。涼やかな響きといえばフルートの音色、それも金色(ランパル)の輝きよりも、ここは銀色(ニコレ)の質感がいいように思う。ニコレは無伴奏ものもいいが、ここではクープランを。

クープラン

王宮のコンセール 名盤5点  F.Couperin: Les Concerts Royaux (shokkou3.blogspot.com)

ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ニ長調「ごしきひわ」-第2楽章も上記アルバムではあげられているので以下も参考まで

ヴィヴァルディ:フルート協奏曲  名盤5点 (shokkou3.blogspot.com)










楽器ではチェンバロもいい。ハープも考えたが、メタリックな感じからはチェンバロの”固さ”がクールさとあいまって得がたい魅力。ここからのバッハ、そしてリヒターというのは直線的な連想。

バッハ

カール・リヒター Karl Richter (shokkou3.blogspot.com)

リヒター 敬虔、厳格な音楽づくり (amazon.co.jp)











最後は、やはりシベリウス。そしてセルの日本ライヴが小生の夏の定番メイン・メニューである。

シベリウス

 夏はシベリウス (shokkou3.blogspot.com)

忘れえぬ思い出 (amazon.co.jp)










猛暑 クラシック音楽でマッチョに乗りきる! (shokkou3.blogspot.com)

夏の名曲 5点 (shokkou3.blogspot.com)


👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)