20才台から50才くらいまでの小澤征爾の華々しい活躍の一部を以下に。ボストン響以外のオケとの共演を中心に若干、スケッチしたものです。各オケとの音源はこれ以外にもあると思いますが、典型的な演奏をいくつか取り上げてみました。ご参考まで。
小澤征爾 その若き偉業1
小澤征爾 その若き偉業2 <シカゴ交響楽団>
小澤征爾 その若き偉業3 <パリ管弦楽団>
小澤征爾 その若き偉業4 <日本フィル>
小澤征爾 その若き偉業5 <トロント交響楽団>
小澤征爾 その若き偉業6 <サンフランシスコ交響楽団>
小澤征爾 その若き偉業7 <フランス国立管弦楽団>
<主要な録音>
【シカゴ交響楽団】
・バルトーク:ピアノ協奏曲第1番、第3番~ピーター・ゼルキン(P)(1965-1966)
・シェーンベルク:ピアノ協奏曲、ピアノのための5つの小品op.23、幻想曲
~ピーター・ゼルキン(P) (1967)
・ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」(1967)はげ山の一夜(1968)
・ブリテン:青少年のための管弦楽入門(1967)
・ベートーヴェン:交響曲第5番(1968)
・シューベルト:交響曲第8番「未完成」(1968)
・チャイコフスキー:交響曲第5番(1968)
・ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」、バレエ「春の祭典」(1968)
・R=コルサコフ:シェエラザード(1969)
・ボロディン:だったん人の踊り(1969)
・バルトーク:管弦楽のための協奏曲(1969)
・コダーイ:ガランタ舞曲(1969)
・ヤナーチェク:シンフォニエッタ(1969)
・ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲(1970)
【パリ管弦楽団】
・ラヴェル:ピアノ協奏曲~ワイセンベルク(P)(1970)
・ストラヴィンスキー:ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ、ピアノと管楽器のための協奏曲、ピアノと管弦楽のための楽章~ミシェル・ベロフ(P) (1971)
・ストラヴィンスキー:火の鳥(1972)
1965年 トロント響の音楽監督に就任(~69)。
1969年 トロント響と日本公演を行う。
【トロント管弦楽団】
・ベルリオーズ:幻想交響曲(1966)
・メシアン:トゥーランガリラ交響曲(1967)
・武満
徹:ノヴェンバー・ステップス~鶴田錦史(琵琶),横山勝也(尺八)(
1967)、アステリズム~ピアノと管弦楽のための 高橋悠治(ピアノ)、地平線のドーリア、グリーン、弦楽のためのレクィエム(1969)
<日本フィルとの関係>
1961年 日本フィルを指揮して、日本のオーケストラの定期公演にデビュー。
1968年 日本フィルの首席指揮者兼ミュージカル・アドヴァイザーに就任(~72)。
1972年 日本フィルの一部楽員と共に新日本フィルを結成し、首席指揮者に就任(91~名誉芸術監督。99~桂冠名誉指揮者)。
【日本フィル】
・石井眞木:「遭遇II番」(雅楽と管弦楽のための)
・武満徹:「カシオペア」(独奏打楽器と管弦楽のための)
・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲~潮田益子(Vn)
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番~潮田益子(Vn)
(以上1971)
<サンフランシスコ交響楽団との関係>
1970年 サンフランシスコ響の音楽監督に就任(~76)。
1975年 サンフランシスコ響と日本公演を行う。
・チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』(1972)
・プロコフィエフ:バレエ『ロメオとジュリエット』(抜粋)(1972)
・ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』~愛の情景(1972)
・ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』(1975)
・バーンスタイン:『ウェスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニック・ダンス」(1972)
・ガーシュウィン:パリのアメリカ人(1976)
・ルッソ:ブルース・バンドとシンフォニー・オーケストラのための3つの小品(1972)、ストリート・ミュージックwithコーキー・シーゲル(ハーモニカ)(1976)
【フランス国立管弦楽団】
・「アルルの女」「カルメン」組曲(1983)
・ラロ:スペイン交響曲、サラサーテ:チゴイネルワイゼン~ムター(1984)
・サン=サーンス:交響曲第3番、ファエトン、オンファールの糸車(1985,86)
・オッフェンバック:ホフマン物語 withドミンゴ、グルベローヴァ他(1986)
・オネゲル:火刑台上のジャンヌ・ダルクwithマルト・ケラー、ジョルジュ・ウィルソン(語り手)フランス放送合唱団(1989)
【ロンドン交響楽団】
・オネゲル:火刑台上のジャンヌ・ダルク
[語り役]ヴェラ・ゾリーナ[ジャンヌ・ダルク]、アレック・クリューンズ[僧ドミニック]、チャールズ・トーマス[廷臣3、ワーウィック伯爵、石臼とっつぁん]
バーバラ・ヒックス[酒樽おばさん]
[歌い手]グィニス・アニア(ソプラノ)[処女マリア]、ヘザー・ハーパー(ソプラノ)[マルグリット]、ヘレン・ワッツ(コントラルト)[カトリーヌ]、アレクサンダー・ヤング(テノール)[豚、廷臣1、司祭]、フォーブス・ロビンソン(バス)[騾馬、廷臣2]、レスリー・サマーズ、ジル・ウィルソン[子供の声のソロ]
ジャンヌ・ロリオ(オンド・マルトノ)、オービントン・ジュニア合唱団
ロンドン交響楽団・合唱団(1966年6月6日&7日、ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール)
【(ニュー)フィルハーモニア管】
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲~ウラディーミル・スピヴァコフ(Vn)、イタリア奇想曲(1982)
追記:2021年12月10日
【以下は引用】
★モーツァルト:交響曲第41番、ベートーヴェン:交響曲第1番、シューベルト:未完成、他 小澤征爾&トゥールーズ・キャピトール管弦楽団、他(1960)(2CD)
国立視聴覚研究所(INA)提供による音源を使用したスペクトラム・サウンドの大好評のベルアーム・シリーズ。今回は小澤征爾が1960年収録の貴重な録音が日の目をみます!
小澤征爾は1959年に第9回ブザンソン国際指揮者コンクール第1位を受賞。その翌年1960年4月、放送用の収録でトゥールーズ・キャピトール管弦楽団を振った録音がこの度正規初出としてお目見えします。4月19日、21日、25日と3日間の収録で、ベートーヴェンの交響曲第1番、『エグモント』序曲、モーツァルトの交響曲第41番『ジュピター』、ディヴェルティメント、歌劇『魔笛』序曲、ブラームスのハンガリー舞曲集、シューベルトの交響曲『未完成』、カバレフスキーの組曲『道化師』と実に多彩なプログラムを披露。マエストロ小澤征爾の国際的なキャリアとしてはじめての録音を「INA」の正規音源からスペクトラム・サウンドが丁寧に復刻いたしました。
また、同年12月14日、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団を振ったモーツァルトの交響曲第28番とヨハン・シュトラウス2世の歌劇『こうもり』序曲も収録。こちらも放送用セッションながら小澤征爾のパリ・デビューということで、これもまた貴重な録音を聴くことができます。
若かりしマエストロがすがすがしくタクトを振る姿が聴いているだけで想像できる名演。翌年以降、世界をまたにかけ活躍がはじまったマエストロ。その世界的指揮者が産声をあげたような溌溂とした演奏をお楽しみいただけます。
平林直哉氏による日本語解説書付。日本市場向けの完全限定発売。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
1. ベートーヴェン:『エグモント』序曲(7:53)
2. モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136(12:25)
3. ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21(21:24)
4. モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』(26:02)
Disc2
5. ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第3番、第5番、第6番(3:11/2:25/2:48/3:21)
6. モーツァルト:歌劇『魔笛』序曲(6:40)
7. シューベルト:交響曲第8(7)番 ロ短調 D.759『未完成』(29:32)
8. カバレフスキー:組曲『道化師』
Op.26(18:00)
トゥールーズ・キャピトール管弦楽団
小澤征爾(指揮)
録音時期:1960年4月19日(1-3)、21日(4,5)、25日(6-8)
録音場所:トゥールーズ
モノラル(放送用録音)
9. モーツァルト:交響曲第28番ハ長調 K.200(15:30)
10. ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』序曲(7:46)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
小澤征爾(指揮)
録音時期:1960年12月14日
録音場所:パリ、ORF
モノラル(放送用録音)
Licensed by INA and 24bit/192kHz digital
restoration and remastering from the original master tapes
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