<サンフランシスコ交響楽団との関係>
1970年 サンフランシスコ響の音楽監督に就任(~76)。
1975年 サンフランシスコ響と日本公演を行う。
【サンフランシスコ交響楽団との主要な録音】
・チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』(1972)
・プロコフィエフ:バレエ『ロメオとジュリエット』(抜粋)(1972)
・ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』~愛の情景(1972)
・ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』(1975)
・バーンスタイン:『ウェスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニック・ダンス」(1972)
・ガーシュウィン:パリのアメリカ人(1976)
・ルッソ:ブルース・バンドとシンフォニー・オーケストラのための3つの小品(1972)、ストリート・ミュージックwithコーキー・シーゲル(ハーモニカ)(1976)
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小澤征爾 アメリカン・ミュージックへの熱き挑戦
サンフランシスコ響のシェフ時代の小澤征爾は自分の得意のテリトリーを磨くような活動をしている。先行したトロント響時代(1965~69)はメシアンや武満徹など現代音楽を積極的に取り上げていた小澤は、サンフランシスコでは、様々な作曲家の『ロメオとジュリエット』など物語を紡ぐ音楽やプロ・アメリカン・ミュージックに挑戦している。その代表作が本盤である。パリのアメリカ人では、いかにも“お登りさん”の好奇心一杯の底抜けの明るさを、師・バーンスタイン作の「シンフォニック・ダンス」ではリズムの抜群の切れ味とともに極上のリリシズムを、そしてルッソの“混沌さ”は度肝をぬく。猫好きの人にはさまざまな猫なで声の模写(ときに蝦蟇も登場!)が楽しめるだろう。
<収録情報>
・ガーシュウィン:パリのアメリカ人(1976)
・バーンスタイン:『ウェスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニック・ダンス」(1972)
プロローグ (Prolog)、サムウェア (Somewhere)、スケルツォ (Scherzo)、マンボ (Mambo)、チャチャ (Cha-Cha)、出会いの場面 (Meeting Scene) 〜クール (Cool) 〜フーガ (Fugue)、ランブル (Rumble)、フィナーレ (Finale)
・ルッソ:ストリート・ミュージックwithコーキー・シーゲル(ハーモニカ)(1976)
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