〔ジャケットは別です)
2013年にリリースされた小澤征爾の16枚組のCD集。複数枚数の割り当ては、チャイコフスキー(CD14~16)、マーラー((CD6~7)で5枚、あとは各作曲家1枚が選ばれている。ラインナップを見ていて改めて感じるのは、小澤は物語を紡ぐタイプの曲を得意としていることである。“ロミオとジュリエット”(ベルリオーズ、プロコフィエフ)や“シェエラザード”はその典型だろう。
現代音楽や協奏曲集、オペラなど膨大な小澤征爾のディスクのなかでも、そうした小澤らしい個性に焦点をあてた選集として、一般リスナーの手が伸びる工夫がほどこされている気がする。
<収録情報>(オーケストラの記載がないものはボストン響)
CD1:バルトーク
・弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(1977)
・中国の不思議な役人(組曲)(1975)
CD2:ベートーヴェン
・交響曲第3番(1998)、エグモント序曲(1998) サイトウ記念OR
CD3:ベルリオーズ
・幻想交響曲(1973)
・ロメオとジュリエット(1972、1975)
CD4:ブラームス
・交響曲第1番(1990)、ハンガリー舞曲 サイトウ記念OR
CD5:ドヴォルザーク
・交響曲第9番、序曲《謝肉祭》(1975) サンフランシスコ響
CD6:マーラー1
・交響曲第1番(1987)
CD7:マーラー2
・交響曲第5番(1990)
CD8:オルフ
・カルミナ・ブラーナ 晋友会合唱団 ベルリン・フィル(1988)
CD9:プロコフィエフ
・古典交響曲 オルフェウス室内管弦楽団
・ロミオとジュリエット
CD10:ラヴェル
・ボレロ、ラ・ヴァルス、スペイン狂詩曲ほか(1974)
CD11:レスピーギ
・ローマの松、ローマの祭り、ローマの噴水(1977)
CD12:リムスキー=コルサコフ
・シェエラザード、序曲『ロシアの復活祭』ウィーン・フィル(1993)
CD13:R.シュトラウス
・ツァラトゥストラはかく語りき(1981)
CD14:チャイコフスキー1
・白鳥の湖(1978)、くるみ割り人形、眠れる森の美女(組曲)(1990)
CD15:チャイコフスキー2
・交響曲第4番、イタリア奇想曲(1988)ベルリン・フィル
CD16:チャイコフスキー3
・交響曲第5番(1989)、大序曲1812年(1992)ベルリン・フィル
➡ 小澤征爾の名演
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