月曜日, 2月 07, 2022

モルダウ 名盤5点  Má Vlast Vltava( Die Moldau)


 







ターリッヒ

ヴァーツラフ・ターリヒ/Vaclav Talich - Live 1939 (tower.jp)

ターリヒ&チェコ・フィルによる、1939年6月第2次大戦前夜 ドイツ占領下のライヴ。「わが祖国」 演奏終了後聴衆からわき上がるチェコ国歌

<プロフィール>

1883年5月23日、チェコのクロメジーシュ生まれの指揮者。1961年3月16日、プラハにて没。1897年、プラハ音楽院に入学しオタカル・シュフチークにヴァイオリンを学ぶ。1903年、卒業後アルトゥール・ニキシュの招きでベルリン・フィルのコンサートマスターに就任。その後、指揮者に転じ、1908年、創設されたばかりのランバッハのスロヴェニア・フィルの常任指揮者に迎えられる。1917年にチェコ・フィルに客演して大成功を収め、1919年から首席指揮者に就任。1941年までこの地位に留まり、この楽団を名実ともに世界の名オーケストラに育てあげた歴史的な名指揮者。後輩のクーベリックにその地位は譲ったが、晩年まで古巣のチェコ・フィルには客演を続けた。


クーベリック

ラファエル・クーベリック/スメタナ:≪わが祖国≫(全曲) (tower.jp)

1990年の「プラハの春」音楽祭、民主化革命により42年ぶりに祖国の土を踏むことになったクーベリック、祖国が生んだ巨匠とはじめて共演するチェコ・フィル。

織工Ⅲ: 若きクーベリックを聴こう! (shokkou3.blogspot.com)

織工Ⅲ: クーベリックのシカゴ響時代 Rafael Kubelík (shokkou3.blogspot.com)

織工Ⅲ: クーベリックのライヴ音源 Rafael Kubelík (shokkou3.blogspot.com)

織工Ⅲ: クーベリック DG録音全集 Rafael Kubelík (shokkou3.blogspot.com)

織工Ⅲ: クーベリック Rafael Kubelík (shokkou3.blogspot.com)

<プロフィール>

1914年チェコのビホリー生まれ。96年没。34年にチェコ・フィルを振ってデビュー。48年にチェコの共産化を嫌って西独に亡命。61年から79年までバイエルン放送交響楽団の首席指揮者として、同楽団を世界のトップ・レベルにまで引き上げた。86年に引退したあとは作曲に専念。ドイツ音楽、スラヴ音楽に秀でている。なかでもマーラーは彼の中枢を占めていた。


アンチェル

カレル・アンチェル/Smetana: Vltava; Dvorak : Symphony No.9  (tower.jp)

アンチェル、チェコ侵攻と「わが祖国」 (tower.jp)

1968年8月20日にロシア軍がチェコスロバキアへ侵攻(俗にいう「チェコ事件」)、この悲劇を知ったアンチェルは単身カナダへ亡命を決意、1969年秋から小澤征爾の後任としてトロント交響楽団の常任指揮者となる。

織工Ⅲ 拾遺集 アンチェル (fc2.com)

<プロフィール>

1908年、チェコのトゥカピ生まれの指揮者。1973年、カナダにて没。1925年からプラハ音楽院でターリヒに指揮を学ぶ。1933年プラハ放送響の音楽監督に就任するが、1939年にナチス・ドイツによりプラハが占領され、ナチスの非協力者として家族全員がアウシュビッツ強制収容所に入れられた。そこで父母、妻子は虐殺された。1947年からプラハ放送響の指揮者を経て、1950年にチェコ・フィルの常任指揮者に就任。1969年チェコ・フィルとのアメリカ演奏旅行中にプラハの春事件が起こり、彼はそのまま亡命し、同時にチェコ・フィルを辞任した。亡命後は小澤征爾の後任としてカナダのトロント響の常任指揮者を務めた。現代音楽とチェコの音楽のスペシャリストで、伝説の名指揮者の一人。


ノイマン

ヴァーツラフ・ノイマン/スメタナ:連作交響詩「わが祖国」全曲 (tower.jp)

織工Ⅲ: 名盤探訪 ノイマン ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」&第7番 (shokkou3.blogspot.com)

織工Ⅲ: 名盤探訪 ノイマン ドヴォルザーク:交響曲第8番&第4番 (shokkou3.blogspot.com)

<プロフィール>

1920年プラハ生まれ。1995年没。プラハ音楽院でヴィオラを学び指揮はターリヒに師事。チェコ・フィルとスメタナ四重奏団でヴィオラを担当し、47年から指揮活動に専念。チェコ・フィルの常任指揮者を50年まで務める。68年の動乱でアンチェルが亡命すると、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の首席指揮者を辞任して帰国。同楽団の音楽監督に就任し1990年まで務めた。自国の音楽はもちろん、マーラーにも深い共感を示した。


セル

セル/ドヴォルザーク:交響曲第7番、スメタナ:交響詩「モルダウ」 他 (tower.jp)

<プロフィール>

1897年ハンガリーのブダペスト生まれ。1970年没。3歳の時ウィーンへ行き、11歳でウィーン響とピアニストとして共演。17歳でベルリン・フィルを指揮して自作を発表するという神童だった。15年にR・シュトラウスに認められベルリン国立歌劇場の練習指揮者になり、以降プラハ・ドイツ歌劇場の総監督にまで昇りつめる。46年からクリーヴランド管の音楽監督に就任し、世界的なオーケストラに育てた。凝縮された無駄のない演奏で知られる。


カレル・アンチェル/6人の指揮者による「わが祖国」 (tower.jp)


👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)

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