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Emil Gilels Plays Concertos & Sonatas にて聴取(なお、ここには1979年11月14日、バッハ/シロティ編:前奏曲ロ短調 BWV.855のライブ・アンコールも所収されている)。リストもショスタコーヴィチも聴きものだが、以下はバッハ:フランス組曲第5番について。
ギレリスはあまりバッハの録音を残していない。フランス組曲といえば、たとえば、グールドの名盤 バッハ:リトル・バッハ・ブック が有名。
グールドと比べるとギレリスは安定したタッチで、ある意味でオーソドックスな解釈。しかし、豊かで魅力的な演奏である。BWV816の7曲(1.アルマンド、2.クーラント、3.サラバンド、4.ガヴォット、5.ブーレ、6.ルール、7.ジーグ)のうち、特に後半が聴きもの。有名な4はまるで教則本を正しく弾くが如くゆっくりと固い音、一転し、5はものすごく速いパッセージ、6はふたたび減速し意味深長な含意をこめ、終曲7では力強い打鍵で一気に盛り上げる。この曲集だけでも聴きこむ価値があり、得難い充足感があるだろう(1960年2月25日の録音)。
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