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ミュンシュらしい大書揮毫のような思いきった迫力の演奏。しかし、力押しばかりではなく、たっぷりと叙情の旋律をふくませた懐の深さも特質。テンポは緩急自在、全般には速く凝縮された緊張感が支配するが、第3楽章冒頭や中間部などでは大胆に減速しボストン響の木管の名手の腕も最大限アピールしている。このあたりの差配のうまさこそ老練さのなせる技だろう。また、弦楽器には濃やかな表情づけをほどこし、饒舌なささやきぶりは、一途な純情と抑えきれない情念の内面的確執の見事な語り手となっているようだ。管楽器のボリューム感も十分、終楽章では2音階の鐘も立役者として前面にでる。
→ 旧盤 ベルリオーズ:幻想交響曲(1954年録音)&歌劇「トロイ人」より王の狩りと嵐(期間生産限定盤) も素晴らしい演奏。Various: Un Siecle De Musique も参照。
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