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シェリングのヴァイオリンの響きは「深い」。もっと相応しい言葉があるはずなのだが、作品に接してその真摯な営為をどう表現すべきかー美しいとか、豊麗とか、確かな技量とかといった言葉はあまりに表面的に思え、やはり、この演奏はとびきり「深い」なあと感じ入る。
どれも緊張感ある演奏だが、ベートーヴェンの弾き始めはやや生硬な感じ、それを跳ね返すようにブラームスでは身震いするような感情移入に引き込まれ、最高の持ち駒といっていいJ.S.バッハでは、会場との一体感をひしと実感する。録音にやや難はあるが、さすが大家の堂々たるライヴである。
【シェリング/ベートーヴェン、ブラームス、バッハ 1975】
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 op.12-1
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 op.78
・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ニ短調 BWV.1004
ヘンリク・シェリング(vn)、エウジェニオ・バグノーリ(p)
録音:1975年9月、アスコーナ[ライヴ]
→ Great Chamber Music にて聴取
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