火曜日, 5月 22, 2018

名盤探訪 メロス弦楽四重奏団  メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集

メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集
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1960年代中葉から約40年間にわたって活躍したメロス弦楽四重奏団(ヴィルヘルム・メルヒャー〔第1vn〕、ゲルハルト・フォス〔第2vn:当初〕、ヴィオラヘルマン・フォス〔va〕、ペーター・ブック〔vc]〕は、ドイツを代表するグループで故国の作品演奏には定評があった。
同じドイツ・グラモフォンに所属したラサールやアルバンベルクのように現代音楽に積極的に挑戦することを控え、古典的な演目を集中的に取り上げた点でも独自路線を貫いた。

本集は彼らの主要録音であるとともに、メンデルスゾーンでの代表盤とも言える成果。特に、最後の弦楽四重奏曲第6番は、姉のファニーの死の後に書かれており、深き感情表出に特色があるが、力強く雄弁でありながら、メロスの名のとおり、歌心に溢れ繊細な旋律は実に美しい。


       

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