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プロコフィエフの5曲のピアノコンチェルトの劈頭を飾るのみならず、作曲家、ピアニストとしてデビューを果たした記念すべき作品。曲想はゆたかでさまざまなメロディが盛り込まれているが、不協和音の挿入によって、それらは中断され、リズミックなピアノ(高い鍵が亀裂的な効果)が激しく乱舞する。
わずかに15分にも満たない曲ながら小作品といった感じはなく、プロコフィエフの天才的な感性と今後の展開を予測させるにたる充実感がある。
リヒテルの演奏が凄まじい。強靭な打鍵は彼の特徴だが、弱音のニュアンスづけすべてに説得力があり、ゆえに叙情性にぐらりと惹きつけられ、されど次の強音で突き放されといった具合にリスナーは思うさま翻弄される。そこにスリリングな醍醐味を感じる。名人アンチェルはここでは控えめな受け手に終始している。
→ Sergej Prokofiew - Chaming Eccentric にて聴取
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