https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R32HJX0BMPNHSD/ref=cm_cr_othr_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B0056K4VRM
昔から慣れ親しんできたワルターのモーツァルト集(記載がないもののオケはコロンビア交響楽団。Sはステレオ、Mはモノラルで括弧内は録音時点)。ワルター以降も星降るほど幾多の音源はあるが、モーツァルト演奏の規範的演奏として多くのリスナーから圧倒的な支持をえてきた歴史的名盤。その魅力を簡潔に言えば、独特の品位と秘めた、しかし確固たる自信にあふれた解釈にある。しかも、かつて1枚を入手する価格で、いまや以下のほぼ全成果(6CD)を聴くことができる。推奨します。
(収録内容)
【交響曲】
・第25番ト短調K.183(1954年12月M)
・第28番ハ長調K.200(1954年12月M)
・第29番イ長調K.201(1954年12月M)
・第35番ニ長調K.385『ハフナー』(1959年1月S)
・第36番ハ長調K.425『リンツ』(1960年2月S)
・第38番ニ長調K.504『プラハ』(1959年12月S)
・第39番変ホ長調K.543(1960年2月S)
・第40番ト短調K.550(1959年1月S)
・第41番ハ長調K.551『ジュピター』(1960年2月S)
【レクイエム】
・レクィエム ニ短調K.626(1956年3月M)
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ジェニー・トゥーレル(アルト)
レオポルド・シモノー(テノール)
ウィリアム・ウォーフィールド(バス)
ウェストミンスター合唱団
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
【序曲】
・歌劇『劇場支配人』序曲K.486(1961年3月S)
・歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』序曲K.588(1961年3月S)
・歌劇『フィガロの結婚』序曲K.492(1961年3月S)
・歌劇『魔笛』序曲K.620(1961年3月S)
【ヴァイオリン協奏曲】
・第3番ト長調K.216(1958年12月S)
・第4番ニ長調K.218(1958年12月S)
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
【その他】
・セレナード第13番ト長調K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』(1958年12月S)
・フリーメーソンのための葬送音楽ハ短調K.477(1958年12月S)
・6つのメヌエットK.599より第5番ヘ長調(1954年12月M)
・12のメヌエットK.568より第12番ハ長調(1954年12月M)
・3つのドイツ舞曲K.605(1954年12月M)
セッション録音 :
1. 『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』1958年12月17日
2~5.【序曲】 1961年3月29&31日
6. 『フリーメーソンのための葬送音楽』1961年3月8日
/ アメリカン・リージョン・ホール (カリフォルニア)
ワルターとコロンビア交響楽団とのステレオ録音は、1961年3月が最後となりました。その最終日にはこのディスクに収録された4曲の序曲のセッションが行われましたが、最後の作品がワルターのこよなく愛したモーツァルトだったというのは、偶然とは思えません。「アイネ・クライネ」をはじめ、ワルターはこの中の何曲かは複数回録音も行っており、このステレオ盤が必ずしもワルターのベスト演奏ではないとする声もあります。しかし、この偉大な響きは最晩年のワルターにしかなしえない世界であり、唯一のものです。今回も、望みうる最上の音質をめざして製作しました。 [制作者コメント]
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R37VEC1OCZQ58C/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B07227PVG5
古きワルター/ウィーン・フィルのモーツァルト。1936年、1938年の録音で、1876年生まれのワルターは知命を迎えており気魄充実の記録といえるだろう。一般には録音状況がよく、すべてを廉価盤で聴くことができる Bruno Walter Conducts Mozart を選択すべきであろうが、ウィーン・フィルの響きで是非聴いてみたいというワルター・ファンには一聴の価値はあるだろう。音は良くないが、「プラハ」は豪胆な演奏で後半にいくほど苛烈さがましていく。一方で「ジュピター」はこれにくらべると標準的な響きに聴こえる。
小生は、一切の技巧を排した、ワルターらしい自然体の『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』が楽しめた。
→ Wiener Philarmoniker 10 CD-Set で廉価入手可能
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RXT23OPRAXU0M/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B07FDCVHNS
ワルターによるモーツァルトのレクイエム、抒情的な美しさをもっとも自然にひきだした名演である。ワルターは、その演奏スタイルとして、円熟期以降、全般に金管楽器、打楽器の過度な強調をおさえて、弦楽器と木管楽器の融合の響きを大切にしたが、そうした特質があますところなく表出されているのが本盤である。モーツァルトを得意とした、というよりもモーツァルトといえばワルターともいわれた当代の第一人者が、その最後の作品をどう表現すべきか。自然の流れのなかで、しかしモーツァルトへの畏敬の念あればこその深みをここに感じる。歌手の潜在能力をひきだすうえでも常に配意を忘れなかったワルターらしい美しくしなやかな詠唱と合唱も感動的。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1W93478MDWD4Z/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B007LKHP00
ワルターの比較的古い音源の廉価盤集である。ただし、モーツァルトに限定すれば、すでに Bruno Walter Conducts Mozart (6枚組)があり、またマーラーでも同様に Bruno Walter Conducts Mahler (7枚組)などもある。
本セット(10枚組)はほかにベートーヴェン、ブラームス、ワーグナーなどの演目が一部入っている点が特色。より網羅的にはぶ厚い集積の韓国版セット ブルーノ・ワルター エディション 39枚組 もありいまや選択肢は実に多様。小生、最近下記 マーラー:交響曲第9番 を買い換えたが本セットのほうがはるかにお得で複雑な思い。近時、価格があまりにも安いので思わず食指が動くが、「重複排除」のためには好みをよく考えて慎重な判断も必要だろう。
♫ ♫ ♫ ♫ ♫ ♫ ♫ ♫
0 件のコメント:
コメントを投稿