木曜日, 5月 24, 2018

名盤探訪 セル ドヴォルザーク:交響曲第7番~第9番、スメタナ:モルダウ他

ドヴォルザーク:交響曲第7番~第9番、スメタナ:モルダウ他
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故国ハンガリーのフォークロアに近いメロディが埋め込まれているからかも知れないが、ドヴォルザークの後期交響曲(7~9番)のセルの演奏は、他の作曲家の作品にくらべて、めずらしくも叙情的な表出をときに感じる。

7番は端正な仕上がり、9番も集中力にあふれた秀でた演奏だが、8番は出色で各楽章の表現ぶりにメリハリをつけ、特に第4楽章では、冒頭のトランペットのファンファーレから見事なフィナーレまで、光沢ある磨かれた音の美しさ、抑制されつつも精妙な表現力には一瞬の弛みもない。8番は小生にとっていまだに本曲のベスト盤。録音も1950年代とは思えぬ鮮度。

<収録情報(録音時期)>
・交響曲第7番二短調作品70(1960年3月18日&19日)
・交響曲第8番ト長調作品88(1958年10月31日&11月1日)
・交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」(1959年3月20日&21日)

・ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」作品92(1958年3月15日)
・スメタナ/交響詩「モルダウ」(1963年1月4日&5日)
・スメタナ/歌劇「売られた花嫁」より、(1)序曲(1958年3月15日)、(2)ポルカ、(3)フリアント、(4)道化師の踊り(1963年1月4日&5日)


       

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