Sunday, May 27, 2018

名盤探訪 Toscanini  トスカニーニ ブラームス:交響曲第3番

ブラームス:交響曲第3番
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これまでカラヤン/ウィーン・フィル盤 ブラームス:交響曲第3番/1962年 が小生の最右翼であり、それはいまも変わっていないが、トスカニーニ盤を聴くにつれ、カラヤンは本当によくこの記録を耳にとどめていたのではないかと思うようになった。ちなみにチェリビダッケ盤 ブラームス:交響曲第3番/1976年 も比較のうえで手にとると、こちらはフルトヴェングラー ブラームス:交響曲第3番/1949年 からの影響を看取できる。

ベートーヴェン同様、トスカニーニのブラームスは全体構成をしっかりと捉えて、各楽章の性格づけを明確にし、フレーズは明確に短く力強く処理し、第3楽章が典型だが、強奏部の男性的な屈強さと胸を締め付けられるような情感豊かなメロディの均衡が得もいわれぬ感動をうむ。プロ・ドイツ的情念を意識させる演奏とは対極に立つアプローチである。第4楽章の雄渾さも目覚ましく、ややトスカニーニ流の直截的アクセントは気になるが、これほど集中力あふれる演奏はそうはないだろう。

→ Arturo Toscanini Conducts Various Composer も参照


       

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